【八幡神社お礼参り外出】

行事

11月5日(水)「また、八幡さんに参って、皆さんに元気なところを見てもらいたいです。」
前回のお参りは6月1日、そのお参りのご利益なのか今では食事介助もいらずご自分で召し上がるほど元気になられています。天気予報では冷え込む予報となっていましたが、徐々に晴れ間が見え始め良いドライブ日和に。10:00、下戸田の八幡神社へ出発しました。ご本人、息子さんと相談員、機能訓練指導員、介護職員でサポートしました。
八幡神社到着後、本殿の前で昔話に花が咲き、柿や葡萄、桃を栽培していたこと、鶏を飼い育てていたこと、小柄な体で毎日一生懸命働かれていたこと。かつて女学生時代に巫女さんをして舞を奉納した、という話も出てきました。本殿の脇から石畳が続いている道があり行ってみると数坪の小さなお堂が建っていました。息子さんが車いすを押し、お堂の前まで行くと流暢に舞の歌詞がつらつらとAさんの口から出ていました。80年以上前の記憶がよみがえったようでした。息子さんも「あるとは聞いていたが、実際にこのお堂に来れるとは思わなかった。どうもありがとうございます。」と感慨深い様子でした。帰園後、しばらく休まれたのち今日の感想を聞きに向かうと、泣き笑いの顔になられ「ありがとう。また行きたい、行きたい、行きたい。」と職員の手を強く握られました。お礼参り実現のため協力調整して頂きました。皆様ありがとうございました。